2022
3.08
Tue
2021.11.26 金
「マンガ大賞2010」「第14回手塚治虫文化賞短編賞」を受賞したヤマザキマリの同名コミックを原作に、現在公開中の映画『劇場版 ルパンの娘』の武内英樹がメガホンを取って実写化した『テルマエ・ロマエ』シリーズ。まさに「いい風呂の日」にぴったりな『テルマエ・ロマエ』と続編『テルマエ・ロマエⅡ』がdTVでレンタル作品として配信中です。
主人公は、古代ローマ帝国の浴場設計師ルシウス。
真面目な性格ゆえに新たな浴場について行き詰まっていたところ、突然現代日本にタイムスリップ! 進化を遂げ、洗練された日本の風呂文化に衝撃を受けます。
漫画家志望の山越真実と出会い、風呂を楽しむ日本人の斬新なアイデアを知っては、それをローマに持ち帰って浴場作りに反映していくルシウス。その風呂はたちまち評判となり、時の皇帝ハドリアヌスにも認められるほどに。そして、日本とローマを行き来するうちに絆を深めたルシウスと真実は、次第にローマの歴史に関わっていくことになります。
見どころは、なんといってもローマ人役を「顔の濃い日本人俳優」が集結して演じていること。
主人公のルシウス役には阿部寛、ハドリアヌス皇帝には市村正親、その後継者ケイオニウスに北村一輝など、現地イタリア人エキストラに溶け込む存在感はさすがです。
阿部寛の鉄壁のコメディスターっぷり、市村正親の舞台で鍛え上げた重厚な演技や、軟派な色男をセクシーに演じる北村一輝など、真剣だからこその名シーン・迷シーンの数々は爆笑間違いなし!
そんな濃厚なローマ人役キャウトに対し、爽やかな存在感で華を添えるのが真実役の上戸彩。
映画オリジナルキャラクターとして物語を動かす真実とルシウスとのロマンスも注目ポイントです。
抱腹絶倒のストーリーとともに、さまざまな温泉の映像も楽しめる『テルマエ・ロマエ』で、「いい風呂の日」を盛り上げてみてはいかがでしょうか。
■『テルマエ・ロマエ』
~あらすじ~
時は古代ローマ、失業した浴場設計技師のルシウス(阿部寛)は、友人に誘われた公衆浴場でタイムスリップし、現代日本の銭湯にたどり着く。そこで、“平たい顔族=日本人”に出会う。彼らの風呂文化に驚愕した彼が、その文化をローマに持ち帰り再現すると、たちまち評判となり、ローマ帝国の運命に深く関わっていく。
~見どころ~
ローマのシーンは、『グラディエーター』の撮影が行われたことで知られるイタリア最大の映画撮影所チネチッタのオープンセットで撮影。その壮大な迫力に負けじと脅威的な肉体作りで挑み、第36回 日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した阿部寛の熱演は必見。
コピーライト:(C)2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
■『テルマエロマエⅡ』
~あらすじ~
斬新な浴場を作り、人気者となった古代ローマの浴場設計技師、ルシウスは、剣闘士を癒やすテルマエの建設を命じられる。アイデアに悩む彼は、再び現代日本へタイムスリップし、“平たい顔族”の真実(上戸彩)に再会する。そんなルシウスだが、やがてローマ帝国を二分する争いに巻き込まれる。
~見どころ~
ブルガリアにある撮影所ヌ・ボヤナ・フィルム・スタジオに高さ50mものコロッセオのオープンセットを建設して撮影するなど、前作をしのぐスケールで展開する第二作目。ローマの歴史に翻弄される、ルシウスと真実の時空を超えた恋模様にも注目。
コピーライト:(C)2014「テルマエ・ロマエII」製作委員会
<『テルマエ・ロマエ』シリーズ作品>